女子マラソンロンドン世界陸上の選考基準!暫定・候補選手と福士加代子の行方

2017年の世界陸上ロンドン大会は8月に開催されます。

この記事では、女子マラソン選手の日本代表の選考基準ならびに

注目選手についてご紹介します。

 



[スポンサーリンク]


女子マラソンの選考基準

女子マラソン世界陸上ロンドンの選考は3人+1人(補欠)の選手が2通りの方法で選出されます。

 

1つ目は、下記に示す、(1)~(3)大会での日本人1位かつ、2016年1月1日から全ての選考大会が終わるまでに2時間22分30秒を切ること。

この条件を満たした選手は即時内定となります。

 

そして、これでは枠が埋まらない場合には(1)~(3)大会の日本人上位3位の選手と

(4)大会の日本人1位の合計10選手の中からタイム・気象条件・レース展開・順位を総合的に

判断し、選手が選出されます。

 

(1)第 2 回さいたま国際マラソン(2016 年 11 月 13 日)

(2)第 36 回大阪国際女子マラソン大会(2017 年 1 月 29 日)

(3)名古屋ウィメンズマラソン 2017(2017 年 3 月 12 日)

(4)第 30 回記念北海道マラソン 2016(2016 年 8 月 28 日)

 

現時点でのロンドン大会候補選手達

この記事を執筆時点(2017年3月4日)では、福士加代子選手のみが2016年1月31日に行われた大阪国際マラソンで2時間22分17秒を記録し、派遣記録を満たしています。

 

しかし、福士選手は選考会にはまだ出場されておらず、また残りの名古屋ウィメンズマラソン 2017の招待選手にも名をつらねていなので、現時点では即時内定者は誰もいないという状態となります。

 

では、もう一つの選考基準である各選考会での日本人上位3名(北海道は1名のみ)はどうなっているのかというと・・・

 

第 2 回さいたま国際マラソン(2016 年 11 月 13 日)

順位 名前 所属  記録
日本人1位(全体5位) 那須川 瑞穂 ユニバーサルエンターテイメント  2時間33分16秒
日本人2位(全体9位) 吉田 香織 TEAM R×L  2時間38分37秒
日本人3位(全体11位) 小田切 亜希 天満屋   2時間45分56秒

 

・第 36 回大阪国際女子マラソン大会(2017 年 1 月 29 日)

順位 名前 所属  記録
日本人1位(全体1位) 重友 梨佐 天満屋  2時間24分22秒
日本人2位(全体2位) 堀江 美里 ノーリツ  2時間25分44秒
日本人3位(全体3位) 田中 華絵 第一生命グループ   2時間26分19秒

 

第 30 回記念北海道マラソン 2016(2016 年 8 月 28 日)



[スポンサーリンク]




 

順位 名前 所属  記録
日本人1位(全体1位) 吉田 香織 TEAM R×L  2時間32分33秒
日本人2位(全体2位) 水口 侑子 デンソー  2時間33分46秒
日本人3位(全体3位) 竹本 由佳 キャノンAC九州   2時間36分42秒

現時点では上記の順位表の赤字で記載している、7選手が候補選手となっています。

単純に記録順だけで見ていくと、重友 梨佐、堀江 美里、田中 華絵、吉田 香織の4名が候補に挙がってきます。

 

埼玉大会の選手の記録が悪いので、開催条件が悪かったり、記録が出にくいコースなのかと思ったのですが、

気象条件は天候:晴れ、気温:12.4~21℃、風速:0.1~1.0、また埼玉大会で全体順位1位となった

ケニアのダニエルさんは前回大会を上回る2時間23分18秒の大会記録でゴールしているので、特別条件が悪いというわけでもなさそうです。(自己ベストは2014年パリ大会2時間22分44秒)

 

なので、現時点では重友 梨佐、堀江 美里、田中 華絵、吉田 香織が暫定の候補選手と言えるでしょう。

 

名古屋ウィメンズマラソン 2017(2017 年 3 月 12 日)での有力選手

・小原怜選手

小原選手は昨年の2016年の名古屋大会で自身2回目のマラソンにして。2時間23分20秒を記録している実力選手です。

2017年1月29日に行われた大阪ハーフマラソンでは1時間10分2秒で1位でゴールするなど、調子も上々といったところでしょうから、現時点での4人の暫定選手の中に割って入る可能性は十分あるといえるでしょう。また、年齢も26歳と、まだまだ伸び盛りなので、将来性もある選手です。

オススメ

男子マラソンロンドン世界陸上の選考基準と注目選手川内優輝の行方はいかに

2017年3月12日追記

名古屋ウィメンズマラソンの結果は以下のとおりとなりました。

順位 名前 所属  記録
日本人1位(全体2位) 安藤友香 スズキAC浜松  2時間21分36秒
日本人2位(全体3位) 清田真央 スズキAC浜松  2時間23分47秒
日本人3位(全体4位) 桑原 彩 ヤマダ電機   2時間26分09秒

名古屋ウィメンズマラソンの結果、安藤友香選手が1位かつ2時間22分30秒を切ったため、

代表即時内定となりました。

 

残り2枠ですが、特に番狂わせなく順当にタイム順で清田真央選手、重友 梨佐選手で決まると思われます。

 



[スポンサーリンク]




コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ